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小春日記

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東野圭吾「聖女の救済」

東野圭吾さんの「聖女の救済」を読みました。
東野圭吾「聖女の救済」_d0045063_2310107.jpg男が自宅で毒殺されたとき、
離婚を切り出されていたその妻には
鉄壁のアリバイがあった。

草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、
毒物混入方法は不明のまま。

湯川が推理した真相は―虚数解。
理論的には考えられても、現実的にはありえない。
                   「BOOK」データベースより
嫌いなわけじゃないのに
(その証拠にけっこう何冊も読んでます…笑)
何故か感想を書くと辛口になってしまう東野作品…(^^;

今回はなかなか面白かったと思います。
TVドラマで柴咲コウさんがやった内海刑事が
ガリレオシリーズで初めて(初めてですよね?)登場しています。

俳優のイメージが浮かんできてイヤだという時もありますが
今回はけっこう割り切って読めました。


で、面白かったんですけど、ひとことふたこと言わせてもらえば…(ほら始まった…笑)

まず結婚後一年で妊娠しなければ離婚って
それはちょっと無理な設定ではないでしょうか?

健全な夫婦が、一年以内に妊娠する可能性って
一体どの位なのでしょう?
それに殺された男は一年すぎる前に他の女性を妊娠させています。
もしもギリギリセーフで妻が妊娠したら
一体どうするつもりだったのでしょう?

それって身体は健康かもしれないけど
心は浮気症って病気に侵されているのじゃないのかな?

そんな男を殺して自分の一生をダメにしてしまう価値があるのかなぁ…

ってそんな事を考えたら作品がなりたちませんね(笑)


殺害方法も確かにすさまじい計画性と執念だと思うけど
現実味に乏しい気がします。
もしかしたら関係ない人間が巻き添えにあう可能性だってないわけじゃないし…


ん?あれ?
面白かったです、って感想を書くはずだったのに、どうして?(^^;
by koharu1002 | 2009-03-14 23:30 | こんな本、読みました