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小春日記

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「シュガータイム」

小川洋子さんの「シュガータイム」を読みました。
「シュガータイム」_d0045063_2173767.jpg三週間ほど前から、
わたしは奇妙な日記をつけ始めた―。

春の訪れとともにはじまり、
秋の淡い陽射しのなかで終わった、
わたしたちのシュガータイム。

青春最後の日々を流れる
透明な時間を描く、芥川賞作家の初めての長篇小説。
                          「BOOK」データベースより
図書館で借りた小川洋子さんの2冊目です。

やっぱりあう、あわないってあるんでしょうね。
これは前の「偶然の祝福」のように「わからん」なんて感想ではないけど
それでも面白かった~とか、どきどきした~とかいう感想でもありません。

主人公の女子大生のかおるは三週間ほど前から
毎日食べた物を日記のように記録している。

ある日のかおるの食べた物。
フレンチトースト四切れ。
セロリのサラダ。
ほうれん草のココット。
ハーブティー。
草加せんべい五枚。
納豆と胡麻のスパゲティー。
ドーナツ七個。
キムチ百五十グラムくらい。
フランスパン一本。
ハヤシライス二杯。
フライドチキン八本。
ソルトクラッカー一箱。
あんずジャム一口。

普通、こんなに食べられないし、
こんなに食べるのが日常的になったら
やっぱり心配になる(病気かなって)気がします。
ギャル曽根じゃないんだから…

でも主人公は特に心配はしてない感じ。
淡々と日記に書きこむ。

恋人が一通の手紙で、他の女性を連れて
外国へ研究のために旅立つ事をしらせてきても
別に泣くわけでもわめくわけでもなく、静かに受け止める。

うーん、やっぱり理解できん…

前の「偶然の祝福」もこの作品も評価はかなりいいようです。
私にはあわなかった、って考えるのがいいんだと思います^^;
人それぞれ、って事で^^
by koharu1002 | 2008-05-19 21:43 | こんな本、読みました