小春日記

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海堂尊「ナイチンゲールの沈黙」

海堂尊さんの「ナイチンゲールの沈黙」を読みました。
d0045063_2120558.jpg東城大学医学部付属病院・
小児科病棟に勤務する浜田小夜。

担当は、眼球に発生する癌、網膜芽腫
(レティノブラストーマ)の子供たち。

眼球を摘出されてしまう彼らの運命に
心を痛めた小夜は、
子供たちのメンタルサポートを
不定愁訴外来・田口公平に依頼する。

その渦中に、患児の父親が殺され、
警察庁から派遣された加納警視正は院内捜査を開始する。

小児科病棟や救急センターのスタッフ、
大量吐血で緊急入院した伝説の歌姫、
そこに厚生労働省の変人・白鳥圭輔も加わり、
事件は思いもかけない展開を見せていく…。
                       内容(「BOOK」データベースより)

「チーム・バチスタの栄光」が面白かったので
図書館で借りて読みました。

正直な感想を言えば、前作より面白くないです(^^;

いろいろな登場人物がいて、いろいろな要素がからまりあっているのに
何故か犯人は特定されていて、本当に殺したのはどっちか?
みたいな展開でなんだかなぁ…

重要な役割をもつ歌姫、冴子のファンが多すぎるのもヘン。
っていうか集まりすぎてるのがヘン、なのかな?

それに歌を聴いて(脳に)みな同じ映像が浮かぶってホントにあるのかな?

ま、そういう事はおいといて…


とにかく登場人物が多すぎて、それがみんな重要な役割をもっていて
かえってポイントが分散してしまった感じです。
作者にしてみれば、みな必要な人物なのかもしれませんが。

白鳥さんのパワーも警察庁の加納の出現で半減だし。

それにしても田口センセ、「警察庁」と「警視庁」の違いくらいは
地方に住んでいる私でも知ってますよ。
そんなに田口先生を浮世離れした人にしたいのでしょうか?
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by koharu1002 | 2008-08-30 21:59 | こんな本、読みました

荻原浩「神様からひと言」

荻原浩さんの「神様からひと言」を読みました。
d0045063_1840742.jpg大手広告代理店を辞め、
「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。

入社早々、
販売会議でトラブルを起こし、
リストラ要員収容所と恐れられる
「お客様相談室」へ異動となった。

クレーム処理に奔走する凉平。
実は、プライベートでも半年前に女に逃げられていた。

ハードな日々を生きる彼の奮闘を、
神様は見てくれているやいなや…。

サラリーマンに元気をくれる傑作長編小説。
                           「BOOK」データベースより

荻原さんの作品は四冊目かな?
図書館の文庫本です。
表紙の裏に書いてあるあらすじを読んで、
前に読んだ「メリーゴーランド」に近いかな、と思って借りました。
「メリーゴーランド」がとても面白かったので。

これも期待通りに面白かったです、とっても^^
私はこういう作品が好きなんだなぁ、と
つくづく思います。

登場人物も個性的でいいですねぇ…
学生時代のバンド活動にまだ心が残っている主人公の涼平、
遅刻魔でギャンブル狂の篠崎、
グラマーな元副社長の秘書兼愛人の宍戸嬢。
ふざけているようで、けっこうみな真面目で誠実です。

リアリティという点では「どうなん?」と思う事もないわけじゃありません。
実際、こんな食品会社があったら
今の世の中は乗り切っていけないと思います。
あっという間に倒産です(笑)

でもまぁ、あくまで小説ですから
ちょっと過剰でもいいんじゃないかと…


垣根涼介さんの「君たちに明日はない」シリーズや
荻原さんのこういう作品は働いている人に元気をくれますね^^
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by koharu1002 | 2008-08-25 22:42 | こんな本、読みました

映画「コープスブライド」「八月のクリスマス」

レンタルで「コープスブライド」と「八月のクリスマス」を観ました。

「コープスブライド」
内気な若者が結婚式のリハーサルでしくじり、
人気のない森の中で、一人で誓いの言葉を練習します。
誰もいなければスラスラと誓いの言葉がでてきます。
仕上げに指輪を地面から突き出た細い枝に
そっとはめました。
ところが枝と思ったのは、実は骨だったのです…

前に見た「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」が面白かったので借りてみました。

ストップモーション・アニメーションっていうんですね、こういう作品を。
表情が豊かで素晴らしいです。
話は単純だし、ラストも想像できるけど、
これはこれで十分だと思います^^


「八月のクリスマス」
同名の韓国映画を山崎まさよし主演でリメイクしたものです。

実は少し前に韓国映画の方を見てます。
話はとてもよかったんだけど、
映像がなんだかブチブチ切れた感があって
ちょっと浸りきれませんでした。
それに主演の俳優さんが、やたら身体つきがよくて
とても病気にみえなかったのも・・・でした(^^;

身びいきとか言うのではないと思うのですが
日本版の方が良かったですね。
画面が切り替わるタイミングが丁度よかったです。

それに細かいところがちゃんと説明されていて
分かりやすかったと思います。

それにそれになんと言っても
山崎まさよしさんの歌が映画とぴったり合っていて良かったです^^


日本の映画もハリウッドや韓国でリメイクされていますが
韓国の作品もリメイクされていますね。
見比べてみるのも面白いかもしれません^^
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by koharu1002 | 2008-08-24 23:33 | 映画のハナシ

奥田英朗「サウスバウンド」

奥田英朗さんの「サウスバウンド」を読みました。
d0045063_202794.jpg小学校六年生になった
長男の僕の名前は二郎。
父の名前は一郎。
誰が聞いても「変わってる」と言う。

父が会社員だったことはない。
物心ついたときからたいてい家にいる。

父親とはそういうものだと思っていたら、
小学生になって級友ができ、
ほかの家はそうではないらしいことを知った。

父はどうやら国が嫌いらしい。
むかし、過激派とかいうのをやっていて、税金なんか払わない、
無理して学校に行く必要などないとかよく言っている。

家族でどこかの南の島に移住する計画を立てているようなのだが…。

型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。
                         「BOOK」データベースより

最近、はまっている奥田作品。
でも、前回借りた「町長選挙」が思ってたより面白くなかったので
リベンジ(?)のつもりで借りてきた「サウスバウンド」です。

これは面白かったですねー^^

第一部の東京編と第二部の沖縄・西表島編とにわかれています。

第一部の途中から、読むのをやめられなくなって
夜中の3時をすぎるまで読んでました。
次の日は仕事は休みでしたが、眠いのなんのって…(^^;

第二部も初めは静かに始まったんですが
途中からまたぐぁーっと盛り上がりましたねー

なんかはちゃめちゃな父・一郎のパワーにやられてしまった感じです。
父と母との関係もとても素敵^^

もっとも一郎のような人間が
(身内じゃなくても)身近にいたら、
見てる分には面白いでしょうが
あまりそばには寄りたくないでしょうねぇ(笑)


これも映画化されているんですね。
観てみたいです。
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by koharu1002 | 2008-08-22 22:01 | こんな本、読みました

母子手帳ケース

昨年、結婚した娘が妊娠しました。
前から、赤ちゃんができたら作ってあげようと思ってた「母子手帳ケース」。
娘にも頼まれたので、頑張ってみました。

久しぶりの手作りに、あーでもない、こーでもないと考え考え
娘のリクエストも取り入れながら、やっとできた作品です。
d0045063_23322429.jpg
生地やレース、ボタン、ファスナーなど、私の在庫の中から
娘が選んでくれたので助かりました。
ま、どんだけ在庫があるんかって話でもあるんですが…(^^;
d0045063_23323893.jpg

左の大きいファスナーの部分にはペンなどを入れるそうです。
右のポケットには診察券や保険証を4枚いれられます。
小さなファスナーポケットには印鑑を。

夏場の手作りは暑さが倍加されるようで、本当は嫌なんですが(笑)
まだ見ぬ可愛い(すでに孫バカ)孫のために
汗ダラダラと流しながら作りました。

隣の部屋でエアコン入れて、娘は涼しい顔でお昼ね~♪
どんだけぇ~(笑)
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by koharu1002 | 2008-08-20 23:47 | 手作り作品紹介

映画「ホリデイ」「ゲロッパ!」

レンタルで「ホリデイ」と「ゲロッパ!」を観ました。

「ホリデイ」は映画館まで見に行こうかな、と思った作品です。
面白かったです。
でも水曜のレディスデーでなかったら
評価は違うかも、って感じかな(笑)

恋に傷ついた二人の女性が
長期の休暇を取って、お互いの家をまるごと(2週間)交換して
新しい生活をしてみる、という話です。
舞台はNYとロンドン。

(ネタバレですが)ラストは、こういう話にありがちですが
新しい恋が現れて、二人、ともにハッピー~♪になります。

でも、実際にはどうなんでしょ?
会った事もない他人に、2週間とはいえ家をまるごと貸してあげられるものでしょうか?

それに新しい恋って言っても、NYとロンドンじゃ
超超遠距離恋愛ですよ(^^;

ま、そんな事考えてたら面白くはないんですが(笑)

余談ですが、主演のキャメロン・ディアスの表情がとっても可愛いです^^


「ゲロッパ!」はちょっと前の作品です。
実は井筒監督の作品とは知らずに借りました。

井筒監督の「パッチギ」を見て、全然わからなかった人なので
しまったなぁ…と思いつつ見たのですが
これはけっこう面白かったです。

これもまぁラストは想像される範囲なのですが
娯楽性にとんでて、いいんではないでしょうか^^
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by koharu1002 | 2008-08-18 23:10 | 映画のハナシ

奥田英朗「町長選挙」

奥田英朗さんの「町長選挙」を読みました。
d0045063_2304337.jpg伊良部、離島に赴任する。
そこは町長選挙の真っ最中で…。
「物事、死人が出なきゃ成功なのだ」

直木賞受賞作『空中ブランコ』から2年。
トンデモ精神科医の暴走ぶり健在。
「BOOK」データベースより

トンデモ精神科医伊良部の三作目です。

面白かったんですけどねー、ちょっとおふざけが過ぎるかな、っと…

前作までは(職業はともかく)普通の人をモデルにしていたと思うのですが
今回はあきらかに有名人をモデルにしてるようです。

野球界のドン、IT社長、中年なのに可愛くてきれいな女優さん。

人並みに世間の情報を得ている人なら、
誰がモデルかすぐにわかると思います。

ま、それぞれ悪く書いているわけではありませんから
訴えられるような事はないでしょうが…

タイトルになっている「町長選挙」では
伊良部先生はただの我儘、マザコンぼうやになり下がってます。
前作までは「もしかしたら名医?」と思っていた私には
伊良部先生の正体がわかってがっかりです。

それも治療のための仮の姿よ、
はらきっちりすっきり終わったでしょ?
と言うなら、それもしぶしぶ認めます。

確かにラストはなかなか気持ちよく終わってます。
自浄作用じゃないか、って気持ちもなきにしもあらずですが…
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by koharu1002 | 2008-08-16 23:19 | こんな本、読みました

森田誠吾「魚河岸ものがたり」

森田誠吾さんの「魚河岸ものがたり」を読みました。
d0045063_22252835.jpgだれもがかしと呼ぶ
隅田河口のまちに、
ひとつの秘密を抱いた
青年が住みついた。

そこに住む人にとって、
「どこの誰」より
「どんな誰か」が大切なまち。

そんなまちの心優しい人々とともに彼は暮らし、
〈秘密〉から解放される日の来るのを待っていた。

心ならずも魚河岸の町に身をひそめた青年と、
まちの人々との人間模様を感情こまやかに描き出した長編小説。
直木賞受賞作。                「BOOK」データベースより

図書館で借りた作品です。
初めて読む作家さんです。

長編なのかと思って借りたのですが
「かし」に住むいろいろな人々が
かわるがわる主人公になる、という形の短編集です。

軸には「秘密」を持ってこの「かし」に移り住んだ「吾妻健作」がいます。
最初と最後はこの「吾妻健作」の話です。

いろいろな人が主人公ですが、
いろんな人がいろいろなところで、何度も登場します。

みんなつながりがあるのです。
それはこの「かし」の町を象徴しているようです。


なんかとてもいい感じの作品です。
全然感想にはなっていませんが…
ホントにいい感じだなぁ、と思いながらするすると読んで
一日半で読んでしまいました。

決して短い作品ではありません。
でも、ふわふわと読んでいたら終わってしまいました。

特に好きな話は最初の「市場通り」です。
ほんの30頁に足りない話なのですが
「あぁいいなぁ」と思える話です。


この作品の舞台になった時代は
それほど昔じゃないはずなのに
もっとずうっと昔であるような気がするのは
あまりにも世知辛い、哀しい事件が
毎日のように起きているからなのでしょうか…
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by koharu1002 | 2008-08-13 23:01 | こんな本、読みました

真保裕一「真夜中の神話」

真保裕一さんの「真夜中の神話」を読みました。
d0045063_23583697.jpg発端は航空機の墜落事故だった。

その直後に、
胸を刺し抜かれた首なし死体が
チャイナタウンで発見される。

アニマル・セラピーの
研究者である晃子は、
墜落現場から奇跡の生還を遂げ、自ら事件の渦中に突き進んでいく。

そこで目にしたものは…
新たなる神話の序曲にすぎなかった!

今なお残る吸血鬼の伝説…
神話の封印を解く旅が始まる。
神秘の歌声を持つ少女を救え。

愛と再生のスペクタクル巨編。
                     「BOOK」データベースより

図書館で借りた本です。
明日、返却日なのですが、
読み終えられないまま返却する事になるかもしれない…と思いました。

それは読む時間がなくて、とか
他の作品と重なってとかではなくて、です。

前に予約を入れ過ぎて、慌てふためいて読んだ事があったので
近頃は余裕をもった借り方をしています。

それなのになぜ読み終えられそうになかったのか…
それは何といっても内容が難しいのと
あまり興味を持てない(私には)インドネシアという国を舞台にしているからで
どうしても読んでいると眠くなってしまって…(--;


主人公が医学の研究をしているとかで
やたら長い研究の話が続いていて
本筋に関係がないわけではないのですが
途中から読むのが辛くなってきて
ほぼ半分くらいは読み飛ばしました(><)

最初と中間飛ばし飛ばしと最後を読んでも話がつながるって
「それって一体?」って気がしませんか?

でもまぁ最後の方はけっこう、裏切りありの、銃撃戦ありの
なかなかハードになりまして、
ラストはちょっと心温まる終わり方で…

どうにか読み終えてほっとしてます(^^;



単行本って内容が分からないから
(文庫は表紙の裏にあらすじがかいてるし)
こういうとき困ります。
これからはAmazonの書評でも参考にしてから借りようかしら…
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by koharu1002 | 2008-08-11 23:13 | こんな本、読みました

湯本香樹実「春のオルガン」

湯本香樹実さんの「春のオルガン」を読みました。
d0045063_1947168.jpg小学校を卒業した春休み、
私は弟のテツと
川原に放置されたバスで眠った──。

大人たちのトラブル、
自分もまた子供から大人に
変わってゆくことへの戸惑いの中で、
トモミは少しずつ
まだ見ぬ世界に足を踏み出してゆく。

ガラクタ、野良猫たち、雷の音……
ばらばらだったすべてが、
いつかひとつでも欠けてはならないものになっていた。

少女の揺れ動く季節を瑞々しく描いた珠玉の物語。
                      新潮社のHPより

初めて読む作家さんです。
新潮社のエコバッグ欲しさに購入したうちの一冊です。

最近、読む作家さんの幅を広げようと
(私にとって)新しい作家さんの作品を取り上げるようになりました。

で、読んでみた作家さんは、
何故か純文学と呼ばれるジャンルに属する作家さんが多い事に気付きました。

小川洋子さん、川上弘美さん、そしてこの湯本香樹実さん。

そしてどの作品も「よくわからない…」で終わってます(^^;

純文学と大衆文学の区別は、実は私にはよくわからないのですが
私程度の読解力では理解できない(面白い、と思えない)のが
純文学なのかなーとおぼろげに思ったりします(笑)

でも、その中でもこの作品は、けっこう好きです(なんて失礼な…笑)


(弟の)テツと家出をして泊まり込んだ廃バスの中で
おじいちゃんと毛布にくるまりながら話すシーンが好きです。

今は大人になって、訳知り顔で生活している大人たちにも
揺れ動いた時期があって
それは誰にも言えずに、でも忘れる事もできずに
心の中でとどまっている出来事ってあります。

そういういろいろなものに折り合いをつけて
人は大人になっていきます。
でもそれは哀しい事ではありません。

そんな事を考えながら読みました。



自分がトモミの年齢の頃って、いったいどんな事考えていたのかなぁ…
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by koharu1002 | 2008-08-09 22:06 | こんな本、読みました