小春日記

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カテゴリ:こんな本、読みました( 289 )

山本幸久「床屋さんへちょっと」

山本幸久さんの「床屋さんへちょっと」を読みました。
d0045063_23283559.jpg
宍倉勲は二十代半ばで父が興した会社を引き継いだが、
十五年後に敢えなく倒産させてしまった。

罪悪感をぬぐえないまま再就職し定年まで働き、
もうすぐ「人生の定年」も迎えようとしている。

だが、そんな勲の働く姿こそが、
娘の香を「会社」の面白さに目覚めさせて―

「仕事」によって繋がった父と娘を、時間をさかのぼって描く連作長編。
                  「BOOK」データベースより

三作目の山本作品です。
新刊の棚にあったので借りてみました。

主人公の半生をさかのぼっていく構成がまず面白いなぁ、と思いました。

そして短編の一つひとつがとてもいい。


「桜」「梳き鋏」「マスターと呼ばれた男」「丈夫な藁」「テクノカットの里」
「ひさしぶりの日」「万能ナイフ」「床屋さんへちょっと」の8編です。


好きなのは「丈夫な藁」と「ひさしぶりの日」。


主人公も魅力的だけど、主人公の妻、香の母がすごく素敵です。
ハート型の湿布なんて見てみたいワァ^^



++++++++++++++++++++++++++++



昨日もだけど、急に漢字変換ができなくなってびっくりしました。

「わたし」と入力したら選択肢が「わたし」と「ワタシ」しかありません(--;

どうなってんの?

再起動させたら普通に入力できました。
よかったよかった~^^
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by koharu1002 | 2009-12-08 23:35 | こんな本、読みました

上村佑「守護天使」

上村佑さんの「守護天使」を読みました。
d0045063_21111188.jpgハゲデブ貧乏…
世の不幸を全て背負ったような
中年オヤジ・須賀啓一(いつもティアドロップのグラサン)は、
齢50にして初恋をした。

相手は通勤電車で見かけた美しい女子高生。

ブログへの悪質な書き込みから、
この女子高生が拉致される。

啓一は彼女を助け出すべく、チンピラオヤジ、
引きこもり少年とタッグを組み、救出に向かう…。

涙あり笑いありスリルあり、そして心にキュ~ンと響く新感覚ラブストーリー。
                      「BOOK」データベースより

古本屋さんで購入しました。

映画化されて、主役がカンニングの竹山さんだと知り
どうして竹山さんが主役なの?という
失礼な話だけど、単純な興味で購入です(^^;

ま、読んでみて「なるほど」とは思いましたが…(笑)


面白かったです。

映像化されるにはぴったりの作品ではないでしょうか^^

美少女もイケメン高校生もちゃんとでますしね。

ただ主人公啓一の腐れ縁の友達、村岡が
佐々木蔵之介っていうのはちょっとカッコよすぎじゃありませんか?(笑)

なんせ、ほとんどヤ〇ザですからね。
もっとドロドロ腹グログロな感じの人がいいんじゃないでしょうか。
といっても誰も浮かんでは来ないんですが(^^;


話も面白かったし、監督は「キサラギ」の監督らしいので
レンタルできるようになったら映画も観てみたいですね^^
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by koharu1002 | 2009-12-02 21:26 | こんな本、読みました

西加奈子「黄色いゾウ」

西加奈子さんの「黄色いゾウ」を読みました。
d0045063_22283829.jpg夫の名は武辜歩、妻の名は妻利愛子。
お互いを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う都会の若夫婦が、
田舎にやってきたところから物語は始まる。

背中に大きな鳥のタトゥーがある売れない小説家のムコは、
周囲の生き物(犬、蜘蛛、鳥、花、木など)の声が
聞こえてしまう過剰なエネルギーに溢れた
明るいツマをやさしく見守っていた。

夏から始まった二人の話は、ゆっくりと進んでいくが、
ある冬の日、ムコはツマを残して東京へと向かう。

それは、背中の大きな鳥に纏わるある出来事に導かれてのものだった―。
                「BOOK」データベースより

初めて読む作家さんです。

母と前に行った古本屋さんで見かけて
帯の「いつか、この小説の『ツマ』役を演じてみたいです」の
宮崎あおいさんの言葉に惹かれて購入しました。


不思議な印象の作品です。


感受性のとても強いツマと、心に深い傷のあるムコさん。

お互い愛し合っていて、必要としあっていて
でも、少しずつすれ違ってしまう。

ムコさんは心の傷と向かい合うために
一人東京へと向かいます。


一人になったツマがどんどん元気を失っていく様子は
読んでいるこちらも辛くなります。

ツマが壊れてしまう前にムコさんには帰ってきてほしい、
そう強く願いました。



「なんかおくれ」いつもそう訴えるカンユさん。
社会の窓全開のアレチさん。
耳がかゆくなると雨が降るセイカさん。

不登校で田舎にやってきた小学生の大地くんと
大地くんが大好きでちょっぴりおマセな洋子ちゃん。

ツマをとりまく人々(人だったり、動物だったり、物だったり)が
とても新鮮です。




この人とでなければならない…
そういう人に巡り合えたムコさんとツマ。
心の深いところでつながっている二人。


アレチさんが「わしは、セイカを、好いとる。」と言ったように
「ツマを、愛している。」とムコさんはツマに言えたのかしら…

言えたとしたら百点満点ですね。
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by koharu1002 | 2009-11-27 23:07 | こんな本、読みました

横山秀夫「ルパンの消息」

横山秀夫さんの「ルパンの消息」を読みました。
d0045063_23132597.jpg十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。

警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。

当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が
校舎内に忍び込んでいた。

捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、
戦後最大の謎である三億円事件までもが
絡んでくるのだった。

時効まで二十四時間、事件は解明できるのか。
                     「BOOK」データベースより

この本は奈良に行っている時に
「長い長い殺人」を一晩で読み終わったため
急きょ本屋さんで購入したものです。

文庫とはいえ新しいのを買うのはほんとに久しぶりだったので
買って「しまった」と思わないでいいように
平積みしてあった横山さんの作品を選びました。

「ルパンの消息」は91年に「サントリーミステリー大賞」の佳作に選ばれた作品で
横山さんの処女作だそうです。

処女作でこんなに面白いんだから
横山さんってやっぱりすごい人ですねー

これもほぼ一気読みで、奈良から帰ってきた次の日には読み終わってました(^^


ただ、おもしろいんだけどあんまり好きじゃないです(ーー;

事件の背景(動機)にあるのがちょっと重いと言うか気持ち悪い、と言うか…
読んでて気持ち悪くなったのも久しぶりかも(^^;

気持ち悪いといっても殺し方が残忍だとか言うのではありません。
ネタばれになるので書けませんけど。



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図書館で借りた本でアップアップしてるのに
母に付き合ってでかけた古本屋で三冊もまた買ってしまいました(^^;

借りなきゃいいじゃん、買わなきゃいいじゃん、なんだけど
それができれば苦労はないんだぁー(><)
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by koharu1002 | 2009-11-26 23:38 | こんな本、読みました

山本幸久「笑う招き猫」

山本幸久さんの「笑う招き猫」を読みました。
d0045063_2247136.jpg
男と並んで愛誓うより、女と並んで笑いを取る、
それが二人のしあわせなのだ!

駆け出しの漫才コンビ、『アカコとヒトミ』。
超貧乏で彼氏なし、初ライブは全く受けずに大失敗。
おまけにセクハラ野郎の先輩芸人を殴り倒して大目玉。

今はぜんぜんさえないけれど、いつかはきっと大舞台。
体に浴びます大爆笑―。

夢と笑いとパワーあふれる傑作青春小説。
第16回小説すばる新人賞受賞作。
              「BOOK」データベースより

前に読んだ「はなうた日和」にちょこっと登場した
ヒトミとアカコが主人公です。
といってもこちらが先に誕生してたわけですが…

これも面白かったですねー

お笑い好きの私としては、これが小説だとわかっていても
いろんな意味で興味津々です^^

登場人物も楽しい人ばかり。
んー、社長とユキユメノと、マネージャーの永吉はちょっと、だけど…


特に好きなのは二人が即興で作りだす歌。
ほんとに口ずさんでほしいくらいです。


めったに泣いたりしない私も、ラストではほろっとしましたね。


次は何を読もうかしら^^
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by koharu1002 | 2009-11-25 22:52 | こんな本、読みました

諸田玲子「楠の実が熟すまで」

諸田玲子さんの「楠の実が熟すまで」を読みました。
d0045063_2241241.jpg
将軍家治の安永年間、帝がおわす京の禁裏では、
出費が異常に膨らんでいた。

経費を負担する幕府は頭を痛め、公家たちの不正を疑う。
が、確証はなく、探索に送り込んだ者たちも次々に命を落とす。

御徒目付の中井清太夫は、最後の切り札として、
姪の利津に隠密御用を命じる。

御取次衆の下級公家、高屋康昆のもとに嫁ぎ、
証拠を押さえるのだ。期限は秋、楠の実が熟すまで。

利津はひとり、敵方に乗り込む…。
女隠密、利津の運命は。
                    「BOOK」データベースより

新聞の書評欄で見かけて読みたいと思っていたら
新刊の棚に並んでいたので借りてみました。

初めて読む作家さんです。

「女隠密」っていうのにちょっと想像をふくらませすぎたかも知れません。
案外普通だったので「ふうん」って感じでしたが
読みやすいし、主人公の利津の気持ちの変化もわかりやすくて
面白く読めました。

ただ、謎ときが意外と簡単で
ミステリーとかサスペンスとかというのだと
ちょっと物足りないかな、と思います。

それに(私が)思った通りに話が進んでいくのも
少し残念でしたね。


でも、好きな感じの作風ですから
続けて何冊か読んでみたいです。
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by koharu1002 | 2009-11-24 22:24 | こんな本、読みました

北村薫「元気でいてよ、R2-D2。」

北村薫さんの「元気でいてよ、R2-D2。」を読みました。
d0045063_208894.jpg取り返しのつかない、色んなこと。

今までもいっぱいあったし、
これからもいっぱいあるんだろう。

忘れられない苦い記憶。
知ってしまった笑顔の裏側。

新直木賞作家が人生に射す影を捉えた受賞後第一作。
                     「BOOK」データベースより

北村薫さんの短編集です。

「マスカット・グリーン」「腹中の恐怖」「微塵隠れのあっこちゃん」「三つ、惚れられ」
「よいしょ、よいしょ」「元気でいてよ、R2-D2。」「さりさりさり」「ざくろ」の7つの短編。

日常にありそうなちょっと怖い話ばかりです。
怖いと言っても霊がでてきたりお化けや妖怪がでてきたり
ましてや残忍な連続殺人が起きたりするのではありません。

本当にありそうな話ばかりです。

私が印象に残ったのは「マスカット・グリーン」と「腹中の恐怖」です。

「マスカット・グリーン」
夫の浮気にふと気付く瞬間…
怖いですねー(--;

「腹中の恐怖」
溺愛する息子の遺書を転送する恐ろしい母親。
こんな手紙もらった方はたまらないですね。

「腹中の恐怖」については、「あとがき」ならぬ「まえがき」に
妊婦さんは読まない方がよろしかろ、的に書かれてありました。
確かに…(^^;


一篇一篇が短いのでさくさくと読めます。
こういうの割と好きです^^





全然、関係ない話なんだけど…

私が小学生の頃、遊びに行くと
必ずおやつにマスカットをだしてくれるお友達の家がありました。
お父さんは町工場の社長さんでした。

その頃はマスカットなどとても珍しかった(我が家の環境では…笑)ので
強く印象に残っています。

「私もお母さんになったらおやつにマスカットがだせるようなお家にしたいわー」と
子ども心に思っておりました。

で、大人になってマスカットの値段をしり
早々に夢は破れたわけで…




さらに関係がない話ですが、
パチンコメーカー「京〇」の社長さんと結婚なさった伊東美咲さん。
値札をみながら買い物する必要はないですよねー
もっともっと、もっ~と美人に生まれたかったわぁ(笑



今が美人だという前提ではありません、あしからず(爆)
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by koharu1002 | 2009-11-19 20:36 | こんな本、読みました

真保裕一「アマルフィ」

d0045063_22355980.jpg真保裕一さんの「アマルフィ」を読みました。
母娘でローマに旅行にきていた9歳の少女が
何者かに誘拐される。

邦人保護担当領事の黒田は、少女の父親を演じた事から
母親と協力し、事件解決に走る。

久しぶりの真保作品です。

一時期、この作品の映画のCMが
相当量流れていましたね。

映画は観てませんが「どんなんだろう?」の興味で
予約を入れていたら案外早くに借りられました。


まぁ、おもしろかったと思います。

どうやらこの作品は
まず映画ありきで始まったらしく
どちらかといえばノベライズに近いのではないでしょうか?

だからかすごく映像にしたら面白いだろうなぁ、ってシーンが多かったですね。

でも、主演が織田祐二さんだと知っているせいで
どうも「踊る~」の織田さんがちらついてしまい
ちょっとマイナスになったかもしれません。
(別に織田祐二さんが嫌いなわけじゃないんですが…)


最初は話があっちへこっちへいくので
ちょっと退屈でしたが、ラストは怒涛の進み方で
一気に読み終わりたかったのですが
昨夜は娘とみぃがきていて
早くに明かりをおとさなくてはならないのが非常に残念でした(笑)
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by koharu1002 | 2009-11-16 22:47 | こんな本、読みました

宮部みゆき「長い長い殺人」

宮部みゆきさんの「長い長い殺人」を読みました。
d0045063_203332100.jpg金は天下のまわりもの。
財布の中で現金は、きれいな金も汚ない金も、
みな同じ顔をして収まっている。

しかし、財布の気持ちになれば、話は別だ。

刑事の財布、強請屋の財布、
死者の財布から犯人の財布まで、
10個の財布が物語る持ち主の行動、現金の動きが、
意表をついた重大事件をあぶりだす!

読者を驚嘆させずにはおかない、前代未聞、驚天動地の話題作。
                                「BOOK」データベースより

久しぶりの宮部作品です。
ずい分前に古本屋で購入したのですが
図書館で借りるものに先を越されて、積読になったままでした(^^;

今回の奈良行きに、鞄の中にしのばせていたら
友達は新幹線の中で寝るし、
作品自体も面白くてどんどん読んで
とうとう一日で読み終わってしまいました(笑)


宮部さん、やっぱり面白いです。
お財布に語らせるなんて発想、どこから生まれるのでしょう。

残念だったのは雅樹くんのおばさん、早苗さんが殺されてしまったこと。
勝手な願望だけど、ああいういい人は殺さないでほしいな(^^;



Mixiのコミニュティで宮部さんの「模倣犯」を話題にしているところがあって
「模倣犯」をまた読みたくなりました。

でもねぇ、事件は悲惨すぎるし、
読んでるとけっこうしんどくなるので
読むのに二の足を踏んでしまうんですよね…
素晴らしい作品だとは思うのですが。
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by koharu1002 | 2009-11-12 20:53 | こんな本、読みました

東野圭吾「赤い指」

東野圭吾さんの「赤い指」を読みました。
d0045063_18102711.jpg少女の遺体が住宅街で発見された。
捜査上に浮かんだ平凡な家族。
一体どんな悪夢が彼等を狂わせたのか。

「この家には、隠されている真実がある。
それはこの家の中で、
彼等自身の手によって明かされなければならない」。

刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?

家族のあり方を問う直木賞受賞後第一作。
                     「BOOK」データベースより

東野圭吾さんの「赤い指」を読みました。
本屋で平積みしてある文庫本が
新刊として入庫されたので予約して借りました。


けっして嫌いなわけではないのに
なぜかダメだしをしてしまう東野作品ですが
今回はなかなか良かった(偉そう?…笑)です。

続きが気になって気になって一気読みに近いです。



幼い少女を殺してしまったひとり息子を
かばおうとするあまりに少女の死体を遺棄してしまう父親。

そして盲目的に自分の息子の未来を守ろうと絶叫する母親。

幼い少女にはもう未来はないというのに…
幼い少女の両親の悲しみや嘆きは
一生尽きる事がないというのに…

なんという身勝手な…

読んでいて心が苦しくなりました。


もしかしたらこれはフィクションではなく
どこかに実際あるかもしれない、そう感じてしまう事が
とても恐ろしかったです。


そして罪をきせられそうになった昭夫の母親の悲しみも
想像すると心が痛いです。


でも、お話はそればかりではありません。

ラストは切なくて心温まる話が用意されています。
読後感が悪くないのはそのおかげですね^^
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by koharu1002 | 2009-11-10 18:14 | こんな本、読みました