小春日記

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末浦広海「訣別の森」

末浦広海さんの「訣別の森」を読みました。
d0045063_17554870.jpgドクターヘリの機長・槇村は、
墜落した取材ヘリを救出。
怪我人は、自衛隊時代に
かつて愛した部下・一恵だった。

その夜、一恵は
入院先から姿を消した―。

課せられた「使命」と「魂の絆」の狭間で、
男たちが咆哮する!

第54回江戸川乱歩賞受賞作。
             「BOOK」データベースより

何気なく棚を見ていたら、
前に江戸川乱歩賞受賞で紹介されていた作品を見つけたので借りてみました。

面白かった、とは思います。
面白い、と言いきれないのはいくつか難点があるんですよねー


読み始めて割と早い時期に、
「ロシアマフィア」だの「暴力団」だのでてきます。
「これはもしかしてハードボイルド?」

どちらかといえば「ハードボイルド」が苦手な私は
「これはしまったぁ、かなぁ」などと…(^^;

でも実際は「ハードボイルド」タッチなのは
終盤に数ページだけ。
意外とあっさり。

そうなると人間(私だけ?)もの足りないもので
「なあんだぁ」とがっかり(笑)

だって鍛え抜かれた元自衛官が何人も登場するんですよ(^^;



主人公の槙村の上司で
自衛隊時代は「信田組」と呼ばれるほど信奉者の多かった信田。

不幸な交通事故で愛する妻と娘を同時に失い
その事故の原因となった「モノ」に
復讐するために消息を絶ちます。

自分勝手に復讐する「モノ」を「マフィア」がらみだと思いながら読んでるものだから
途中から「モノ」の正体に気づいて、かなりがっかり…


深い哀しみで心が傷つくと人間性も変わるのかしら?


ヘリコプターの説明が長いとか、やけに登場人物が都合よくでてくるとか、
登場人物の気持ちがいまひとつ理解(共感)できないとか、
他にも小さな「うーん…」があるけれど、一番の「うーん…」はこれでしょうね(^^;
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by koharu1002 | 2009-06-15 18:56 | こんな本、読みました