小春日記

koharu02.exblog.jp
ブログトップ

山本一力「あかね空」

山本一力さんの「あかね空」を読みました。
d0045063_21174132.jpg京から江戸に下った
豆腐職人・永吉一家二代の
有為転変に、
かけがえのない家族の絆を描く
入魂の書き下ろし時代長篇。

   「BOOK」データベースより

5冊目の山本作品です。

これはよかったです。


おなじ出来事でも、十人いれば十人が違う感じ方をする。
そんな事わかっているつもりでも
実際は他人も同じように感じていると思ってしまう。

それが兄弟や家族ならなおのことです。


好き合っていっしょになったはずなのに
いつのまにか心がすれ違ってしまう。

愛情をかけすぎては曲がってしまう。
愛情が足りなければやはり曲がってしまう。

お互いの事を考えているのに
なんだかちぐはぐでうまくおさまらない。

みな真面目に一生懸命に生きているのに…


主だった人物がどんどん死んで行って
実は「この展開はありえないでしょ?」とか思いながら読んでいました。
でも死なないと話が展開していかなかったりするんです…(^^;


家族の仲がどんどんぎすぎすしていって
だんだん読むのが辛くなりました。



思っている事は胸に収めているばかりじゃなくて
時には表にだしてあげなければいけないんですよ…

喧嘩になる事もあるでしょうけど
思っているだけじゃ伝わらないんですよね。



でもちゃんと見てくれている人はいました^^
よかったぁ~




読後感のこんなに爽やかな作品は久し振りです。
[PR]
by koharu1002 | 2009-06-07 22:02 | こんな本、読みました