小春日記

koharu02.exblog.jp
ブログトップ

横山秀夫「臨場」

横山秀夫さんの「臨場」を読みました。
d0045063_20341442.jpg臨場―警察組織では、
事件現場に臨み、
初動捜査に当たることをいう。

捜査一課調査官・倉石義男は
死者からのメッセージを
的確に掴み取る。

誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、
また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。

人呼んで『終身検死官』―。

組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、
ストイックに描いた傑作警察小説集。全八編。
              「BOOK」データベースより

久しぶりの横山作品です。
古本屋さんで購入しました。
近頃、ドラマ化されましたね。

「赤い名刺」「眼前の密室」「鉢植えの女」「餞」
「声」「真夜中の調書」「黒星」「十七年蝉」の8本の短編集です。

主人公はそれぞれの章毎に違いますが
共通して登場するのが検視官の倉石義男、52歳。


私が一番好きなのは「餞」です。
検視官の話ですから、当然死体がでてきます。
殺人事件だったり自殺だったり事故だったり…
どれも面白く読みましたが
「餞」のラストは胸が熱くなりました。



海堂さんの作品と横山さんの作品を続けて読んで
「解剖」についてちょっと興味をもちました。

実は私の身近な人が二人、(当たり前だけど…)死後、解剖されています。

「解剖」には「病理解剖」と「行政解剖」と「司法解剖」があるそうです。

一人は病院で亡くなったのですが、
癌の手術後、回復に向かっていたのに突然亡くなってしまったため
担当の医師が「納得できないから解剖させてくれ」と遺族に申し入れしたそうです。
もちろん事件性がないし、遺族に承諾を求めたのだから
これは「病理解剖」なのでしょう。
でも「解剖」しても結局直接の死因はわからずじまい。
担当医は納得できたんでしょうか?

もう一人は、ゴルフ中に突然倒れて
救急車で運ばれたのですが病院で亡くなりました。
死因がわからないので「解剖」されたようです。
遺族の許可はないまま(というか遺族が現場に着く前に)
「解剖」されていたので、これはきっと「行政解剖」なのでしょう。
死因は「熱中症」(当日はものすごく暑い日でした)で倒れた時に、
お昼に食べたものを戻してしまい
それが気管に詰まって窒息したのだろう、という報告だったそうです。

どちらも「犯罪性」はないので「司法解剖」ではないでしょうね。


あまり関係のない話を長々と書いてしまいましたが
本を読んでるとこういうちょっとした知識も増える気がします。
エヘン^^ なんちゃって(笑)
[PR]
by koharu1002 | 2009-05-31 23:10 | こんな本、読みました