小春日記

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長岡弘樹「傍聞き」

長岡弘樹さんの「傍聞き」を読みました。d0045063_22503450.jpg

こちらも新聞の書評欄に載っていて
興味をもったのですが、
市の図書館にはなかったので
県の図書館で予約を入れて借りました。
やはり新聞に載ると
私のように読みたいと思う人が
(当たり前ですが)増えるのでしょうね、
予約を入れないとなかなか借りられないですね(^^;

「迷い箱」「899」「傍聞き」「迷走」の4つの短編集です。

「迷い箱」は民間の厚生施設の施設長が、
「899」は消防士、「傍聞き」は女性刑事、
「迷走」は救急隊員が主人公になっています。

それっていわゆるサラリーマンやOLではないわけで
それには何か意味があるのでしょうか?


一番好きなのは表題作の「傍聞き」で
「傍」と書いて「かたえ」と読みます。


「傍聞き」とは、漏れ聞き効果の事。
作り話を直接聞くと本当かなと疑ってしまいがちだけど
同じ話でも、誰かが他の誰かに喋っていて
それを傍で漏れ聞いた場合は、案外簡単に信じてしまう、と。

ものすごく古い話を思い出しました。
ある地方の銀行がつぶれそうだと噂が流れ
預金の解約が殺到しました。
まったくその銀行にそういう不安材料がなかったのに、です。
どこからそんな噂が広がったのか…

なんでも、その銀行に就職が決まった女子高生が
電車の中で友達から
「あの銀行って危ないらしいよ」と言われ、
それがめぐりめぐって銀行倒産騒ぎになったとか…

この話が本当なのかどうかは時間がたちすぎてわかりませんが
あってもおかしくはないかな、と思ってます。
人の口に戸は立てられませんからね(^^;


話が脱線しました(笑)



人間って信じてもいいんだな、って
思わせてくれるような話が多くてよかったです。
ただ二話目の「899」は
他の話に比べて「ちょっとな…」なんですが…(^^;
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by koharu1002 | 2009-02-15 22:53 | こんな本、読みました