小春日記

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北重人「蒼火」

北重人さんの「蒼火」を読みました。
d0045063_18485442.jpg江戸で相次ぐ商人殺し。

彼らは皆、死の直前に、
間もなく大きな商いが出来そうなことを
周囲に話していたという。

一太刀で相手を絶命させる、
そのあまりに鮮やかな手口。
まるでそうせずにはおれないように、
人を殺め続ける下手人ははたして誰なのか―。

若き周乃介が事件を追う。
                       「BOOK」データベースより

「夏の椿」の立原周乃介が若い頃かかわった事件の話です。


・・・人を切るとその人間は蒼い火を放つようになる。
そして人を切った事のある人間だけが
その火を見る事ができる。


北作品は文章(というか文章の雰囲気)がとても静かな気がします。
なんというか大人な感じ(へんな表現)です。

でも敵対する人間との対決では
緊張感があふれ、読んでいるこちらもドキドキしてしまいます。


出版されたのはこちらの方が遅いのですが
作品としては「夏の椿」よりこちらの方が早く書かれていたそうです。


この作品には市弥という女性が登場します。
お互いに想いを寄せあいます。
周乃介は市弥のために生きなければと思うのです。

ところが「夏の椿」では市弥の名前がでてきません。
市弥はどうなったのでしょう?
市弥以外の登場人物はほとんどが登場するのに、です。
気になってしょうがありません。

これはまた周乃介と市弥の物語として
さらに続編を書いてもらいたいです。
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by koharu1002 | 2009-01-03 21:06 | こんな本、読みました