小春日記

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道尾秀介「骸の爪」

道尾秀介さんの「骸の爪」を読みました。
d0045063_20262716.jpgホラー作家の道尾は、
取材のために訪れた瑞祥房で、
口を開けて笑う千手観音と
頭から血を流す仏像を見た。

話を聞いた真備は、
早速瑞祥房へ向かう。
20年の時を超え彷徨う死者の怨念に真備が挑む、シリーズ第2弾。
                    「MARC」データベースより
初めて読む作家さんでしたが、なかなか面白かったです。

日頃接することのない仏像を造る側の話で
興味深いものがありました。

なかなか事件が起きないので
はじめはだらだらと読んでいました。
この部分でゆっくりじっくり考えながら読んでいけば
もしかしたら真備のように事件の真相にたどり着けたかも知れない
などと錯覚してしまうような種明かしでした。

でもそれは事件が単純だというわけではありません。

事件の真相はそれほど特異性のあるものではなかったのですが
だからこそ、事件の傍らにいる人々の思い込みや思い違いで
事件自体が膨らんでいく様がよく描かれていたと思います。

後半は小さなどんでん返しを繰り返すので
飽きないでどんどん読めましたね。


ただラストは悲しすぎます。


内容紹介にもあるように、この作品は第2弾なんですね。
最近、こういう事が多いです(^^;
次は最初の本を読みたいです(笑)
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by koharu1002 | 2008-12-19 20:28 | こんな本、読みました