小春日記

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北重人「夏の椿」

北重人さんの「夏の椿」を読みました。
d0045063_2373598.jpg天明六年、
江戸を襲った大雨の夜、
甥の定次郎を
何者かに殺された立原周乃介は、
その原因を調べていくうちに、
定次郎が米問屋柏木屋のことを
探っていたことを知る。

柏木屋の主人、任三郎にはどうにも後ろ暗い過去がある。
核心に迫る周乃介の周りで、不穏なことが多発するようになり―。

あなたも周乃介とともに事件を追いつつ、
江戸の町歩きを体験できる、鮮烈のデビュー作。
                           「BOOK」データベースより

この作家さんも初めて読む作家さんです。
よかったです、とてもよかった。

静かにでも着実に相手を追い詰めていく様子は
読んでいてどきどきしました。

でてくる人物もみな個性的です。

途中で(主人公の)周乃介の情報が
米問屋の任三郎側へ抜けていると気づくのですが
私も読みながら、
「この人かな?いやこの人なら人が信じられなくなるよなぁ」などと
いろいろと考えていました。


色を添えているのは
定次郎が惚れた遊び女の沙羅。
元は遊び女ではあるけれど全然すれてなくて気品があって
しだいに周乃介も惹かれていきます。


ラスト1/3は夜中に一気読みです。
特に任三郎の寮(別荘のようなものでしょうか)での
悪との対決は、本当にどきどきはらはらで
文章を読んでいるのに映像で見せられている感じでした。



時代小説は大好きです。
また一人他の作品を読んでみたいと思える作家さんに巡り合えました^^
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by koharu1002 | 2008-11-30 23:37 | こんな本、読みました