小春日記

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誉田哲也「武士道シックスティーン」

誉田哲也さんの「武士道シックスティーン」を読みました。
d0045063_21284385.jpg「ようするに
チャンバラダンスなんだよ、
お前の剣道は」
剣道エリート、剛の香織。

「兵法がどうたらこうたら。
時代錯誤もいいとこだっつーの」
日舞から転身、柔の早苗。

相反するふたりが出会った―。
さあ、始めよう。
わたしたちの戦いを。わたしたちの時代を。
新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、正面打ち一本。
                         「BOOK」データベースより

初めて読む作家さんです。
新聞に「武士道セブンティーン」が紹介されていて
面白そうなので借りようと思っていましたが、
こちらの作品の続編ということなのでこちらを借りてみました。

とても面白かったです。

一に剣道、二に剣道、三も四も剣道の中学三年生の磯山香織。
全中準優勝の成績を不満に思うほど、自分の剣道に自信をもっていた。
ところが、消化試合だとうそぶきながら出場した地元の大会で
名前も知らない選手に不覚にもメンを取られて負けてしまう。

何故負けたのか…納得のいかない香織は
自分を負かした選手が所属する東松高校へ進学する。

香織に勝った選手は西荻早苗と言い、
父親の事業の失敗で習っていた日舞の稽古を続けられなくなり
剣道に転向したという変わり種。

剣道を始めたのは遅かったけれど
素直で真面目で剣道に対しても一生懸命な事が功を奏して
周りも驚くほどの成長ぶり。

しかし本人は勝つ事負ける事にうとく、また執着もない。
反対に香織は剣道は勝たなければ意味がないと言い切る。

同じ高校の剣道部で相対する事になった二人だが
あまりにもお互いの感覚がかけ離れていて、反発するばかり…



文章が読みやすいばかりでなく、
ところどころ噴き出してしまうような表現があって
とても楽しいし、面白かったです。


勝つ事にしか意義を見いだせなかった香織が
ふとその意義に疑問を持ち、悩みはじめます。

大人になり始める時って、ほんといろいろな事を考えますよね。

そして成長するんですよね^^



読後感も爽やかで
久しぶりに気持ちのいい青春小説(そんなジャンルある?)を読みました。

次は「武士道セブンティーン」を借りてこよう^^
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by koharu1002 | 2008-11-22 22:37 | こんな本、読みました