今野敏さんの「わが名はオズヌ」を読みました。
荒廃した学園に迫る巨悪の策謀。
陰陽の呪力を得て決起した
高校生・賀茂晶とその一党。
彼らを
凄絶な戦いに駆り立てるものは何か。
1500年の時空を超えて
役小角の怒りが若者を奔らせる。
青春伝奇ロマン。
「BOOK」データベースより
今野さんも初めて読む作家さんです。
「オズヌ」とは…の説明があまりに長くて
初めて聞く「オズヌ」という名前に親近感を抱くわけもなく
はじめは真面目に読んでいたのですが
気持ちがついていけなくなってとばしとばし読みになってしまいました(^^;
でも話は面白かったんですよ(笑)
腹黒政治家やヤクザ上がりのゼネコンの社長、
暴走族に本物のヤクザに強面の少年課の警察官…
一筋縄ではいかない登場人物に、
もっとドロドログチャグチャ(どんな表現かい…)
と血生臭くなるのかと思いましたが、そうでもなかったですね。
私にはこのくらいが丁度いいです^^
こんな話ってどんな風に終結を迎えるんだろうと思いつつ読みましたが
思ってたよりずっとすっきりきれいに終わりました。
私は、自分では目撃したことはありませんが
UFOも宇宙人も幽霊も
いてもおかしくはないんじゃない?と思っている人です。
ただ「転生」を信じられるかって言われると「・・・」なのですが
でも小説としてはかなり説得力があったと思います。
この作品は私にはちょっと難しかった(正直言えばめんどくさかった…)です。
たくさんある今野作品の中から何故これを選んでしまったか…(^^;
次は違うタイプを選びたいです^^