小春日記

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梶よう子「一朝の夢」

d0045063_18572337.jpg中根興三郎は、同心といっても
血なまぐさい事件には縁遠い、
朝顔栽培が生きがいの男だ。

ある日、興三郎は宗観と呼ばれる
壮年の武家と知り合い、
朝顔を介して心和む交流が始まる。

だが時代は急展開を迎え、
井伊大老と水戸徳川家の確執など予断を許さない。
また興三郎の同僚が
息子を斬殺して出奔するという事件を起こす。

興三郎は、思いもよらぬ形で
井伊大老を中心とした歴史の転換点に関わっていく――。

第15回松本清張賞受賞作。
文藝春秋のHPより

新聞で紹介されていたのを読んで借りた一冊です。
初めて読む作家さんです。

主人公が朝顔にしか興味がないおとなしい人間だからか
この作家さんの文章はいつもこんな感じなのか
非常に静かで淡々と話が進みます。

登場人物もひとりふたりを除いてはみな大人で落ち着いています。

幼馴染で興三郎がひそかに想いを寄せる里恵。
上州から流れてきたと自称する浪人、三好貫一。
朝顔を通して知り合った鍋島杏葉館と杏葉館の客人宗観。
興三郎と同役の村上伝次郎。

いろいろな人がからみあって興味深いです。

時代は丁度大河ドラマの篤姫と一緒の頃で、
(私には)馴染みが深いので分かりやすいです。

スラスラと読めたけれど、話は深いですね。
人間は一面だけみててはいけないなぁ、とか思いました。

それに朝顔もこんなに深いものだと知りませんでした。
読みながら朝顔の写真サイトを探してみようと思いました。



最近は新聞の書評欄をよくみます。
気になる作品は切り抜いています。
町の図書館にあると嬉しくなります。
図書館通いはまだまだ続きそうです^^
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by koharu1002 | 2008-10-20 20:39 | こんな本、読みました