小春日記

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畠中恵「アコギなのかリッパなのか」

畠中恵さんの「アコギなのかリッパなのか」を読みました。

d0045063_2320748.jpg21歳の大学生・佐倉聖は
腹違いの弟を養うため、
元大物国会議員・大堂剛の事務所に
事務員として勤めている。

ここに持ち込まれるのは、
大堂の弟子にあたる議員からの
様々な問題。

飼い猫の毛の色が変わる謎、
後援会幹部が何者かに殴打された事件の始末、
宗教団体へ入信の秘書が寄進した絵画の奪還…などの
厄介ごとに関わった聖は、
元不良の負けん気と機転の利く頭で、
センセイ方顔負けの“解決”を成しとげてしまうのであった―。

昔は不良だった事務員が、
元大物代議士のもとに持ち込まれる陳情、難題、要望から、
その裏にある日常の謎を解決する現代ミステリー。
                      「BOOK」データベースより

畠中さんの作品は「しゃばけ」以来です。

これは読みやすいし、面白かったです。

登場人物も魅力的だし。
ただ元政治家の事務所の事務員をしながら大学に通い
中学生の腹違いの弟を養育する21歳って
ちょっと欲張りな設定のような気もします(^^;

大学生だと言いながら一度もそれらしい部分はでてこなかったし…
これがシリーズになれば、大学生活の一端も書かれるかも知れませんね。
シリーズ化されたら必ず読みたい作品です。



ところで、もしかしたら、と思ったのですが…
前に読んだ「しゃばけ」で
若旦那の病弱な事が、何度も何度もしつこいくらいに繰り返されて
私は実はそれがうっとおしくて畠中作品を敬遠していました。

今回も主人公をとりまく環境や人間関係が
章毎に繰り返し書かれています。
「これってもしかしたら…」と思いつつ本文の最後を確認したら
7章ある内の3つは雑誌に(たぶん連作の短編として)掲載されたものなのですね。
だから初めて読む読者のために、そういった説明が必要なわけで…

「しゃばけ」でもそういった背景があったのかも知れませんね。
この作品が面白かったので
畠中さんの他の作品も読んでみようと思ったのでした^^
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by koharu1002 | 2008-09-24 23:48 | こんな本、読みました