小春日記

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湯本香樹実「春のオルガン」

湯本香樹実さんの「春のオルガン」を読みました。
d0045063_1947168.jpg小学校を卒業した春休み、
私は弟のテツと
川原に放置されたバスで眠った──。

大人たちのトラブル、
自分もまた子供から大人に
変わってゆくことへの戸惑いの中で、
トモミは少しずつ
まだ見ぬ世界に足を踏み出してゆく。

ガラクタ、野良猫たち、雷の音……
ばらばらだったすべてが、
いつかひとつでも欠けてはならないものになっていた。

少女の揺れ動く季節を瑞々しく描いた珠玉の物語。
                      新潮社のHPより

初めて読む作家さんです。
新潮社のエコバッグ欲しさに購入したうちの一冊です。

最近、読む作家さんの幅を広げようと
(私にとって)新しい作家さんの作品を取り上げるようになりました。

で、読んでみた作家さんは、
何故か純文学と呼ばれるジャンルに属する作家さんが多い事に気付きました。

小川洋子さん、川上弘美さん、そしてこの湯本香樹実さん。

そしてどの作品も「よくわからない…」で終わってます(^^;

純文学と大衆文学の区別は、実は私にはよくわからないのですが
私程度の読解力では理解できない(面白い、と思えない)のが
純文学なのかなーとおぼろげに思ったりします(笑)

でも、その中でもこの作品は、けっこう好きです(なんて失礼な…笑)


(弟の)テツと家出をして泊まり込んだ廃バスの中で
おじいちゃんと毛布にくるまりながら話すシーンが好きです。

今は大人になって、訳知り顔で生活している大人たちにも
揺れ動いた時期があって
それは誰にも言えずに、でも忘れる事もできずに
心の中でとどまっている出来事ってあります。

そういういろいろなものに折り合いをつけて
人は大人になっていきます。
でもそれは哀しい事ではありません。

そんな事を考えながら読みました。



自分がトモミの年齢の頃って、いったいどんな事考えていたのかなぁ…
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by koharu1002 | 2008-08-09 22:06 | こんな本、読みました