小春日記

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「田村はまだか」

浅倉かすみさんの「田村はまだか」を読みました。
d0045063_2294817.jpg深夜のバー。
小学校のクラス会の三次会。
四十歳になる男女五人が友を待つ。

大雪で列車が遅れ、
クラス会同窓会に参加できなかった
「田村」を待つ。

「田村」は小学校での「有名人」だった。
有名人といっても人気者という意味ではない。
その年にしてすでに「孤高」の存在であった。
貧乏な家庭に育ち、小学生にして、
すでに大人のような風格があった。

そんな「田村」を待つ各人の脳裏に浮かぶのは、
過去に触れ合った印象深き人物たち。
今の自分がこのような人間になったのは、誰の影響なのだろう----。
四十歳になった彼らは、自問自答する。

それにつけても田村はまだか? 来いよ、田村。

酔いつぶれるメンバーが出るなか、彼らはひたすら田村を待ち続ける。

そして......。

自分の人生、持て余し気味な世代の冬の一夜を、
軽快な文体で描きながらも、
ラストには怒濤の感動が待ち受ける傑作の誕生。
                   出版社/著者からの内容紹介

初めて読む作家さんです。

深夜のバーでクラス会に参加できなかった田村を待つ5人。

ま、40もすぎれば人間いろいろな事があるわけで…

5人の話を聞いているマスターも
ちょっとした(ちょっとしたには語弊があるけど…)浮気が原因で
妻に離婚されてしまいます。
でも妻は妻で、友達と「夫が定年になったら
みなで離婚しましょ」と『みどり同盟』なるものを作っていたわけで、
浮気はひとつのきっかけにすぎないのです。

マスターは離婚し退職し
そしてこのバーを開いたのです。

田村を待つメンバーにも、それぞれいろいろな感慨がありまして…


実際、40をすぎると子どもの頃のことを
よく思い出したりしますね。
30代は子どもも小さいし、日々忙しくて
それだけで手いっぱいだったような気がします。

ちょっと疲れのみえるお年頃。
懐かしい人と会ったり、会いたい人を待ったりして
癒されるのもいいかも知れません^^
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by koharu1002 | 2008-07-08 23:28 | こんな本、読みました