小春日記

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「流星の絆」

東野圭吾さんの「流星の絆」を図書館で借りて読みました。
ハヤシライスが自慢の洋食屋のd0045063_22292840.jpg
三人の兄妹、功一、泰輔、静奈は
両親には内緒で
ペルセウス座流星群を見に
夜中に家を抜け出した。
雨が降り出し、あわてて家に帰ると
両親は何者かに殺されていた。

大人になった兄妹は
静奈が詐欺被害にあった事から
騙されるより騙す側にまわろう、と三人は詐欺行為に手をそめた。

この仕事が終わったら、
詐欺はやめてまっとうな人間になろうと約束した
最後の詐欺のターゲットは
洋食屋のチェーン店「とがみ亭」の御曹司、戸神行成だった。

行成との接触に成功した静奈は、行成がまかされてオープンする
新しい店の試食会に招かれた。

新しい店の目玉は、「とがみ亭」が大きく発展するきっかけになった
ハヤシライスの復活だった。
そのハヤシライスを一口食べた静奈は
それが父親の作っていたハヤシライスと同じ味だと驚愕する。

また泰輔は行成の父親の顔をみて
両親が殺された夜に裏口からでてきた男だと気づく。

戸神行成の父親、政行が両親を殺した犯人だと確信した三人は
詐欺のターゲットではなく復讐の相手として
行成に近づき、政行親子を追い詰めていく。

三人が詐欺に手をそめていくところは
「白夜行」を連想させて、少し暗い気分になりました。
他人を踏み台に、という点は同じですが
「白夜行」よりはまだ後ろ暗さが少ないかな…

とても読みやすいし、こうだったらいいのに、という展開が
ラストにやってくるので読後感は悪くないです。
でもちょっと丸く収めすぎて
反対に東野さんらしくないかも…てな気もします(^^;

ひとつだけ、とっても違和感があったのは
一番最初にかけつけた所轄の刑事が
殺人事件の現場の近くで、傘を使ってゴルフのスイングの練習をしていたこと。
ラストに、「そうきたか」と思わせる伏線なのではありますが
もし実際にそんな刑事がいたとしたら
ヒンシュクものではないでしょうか?

減点ポイントがないわけではないですが(偉そうでスミマセン)
面白い作品だと思います^^
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by koharu1002 | 2008-05-25 23:16 | こんな本、読みました