小春日記

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「クラインの壺」

岡嶋二人さんの「クラインの壺」を読みました。
ゲームブックの
d0045063_2216488.jpg原作募集に応募した青年、上杉。
アルバイト雑誌を見てやってきた少女、
高石梨紗とともに
謎につつまれた研究所で
ゲーマーとなって仮想現実の世界へ
入り込むことになった。

ところが、二人が
ゲームだと信じていたそのシステムの実態は…

これは面白いけど怖い話です。
怖いといっても人が何人も死んだり
ぶきみな怪獣や霊がでてきたりするわけではありません。

上杉青年がゲーム・システムだと思っていた装置は
実際数十年、いえ、もっともっと短い時間でできるかも知れません。
使いようによっては人間を狂わせてしまう装置です。

自分が経験したこと、例えば誰かに会ったとか
こんな話をしただとかが
それが現実の事なのか、仮想世界での話なのか
わからなくなる、こんな怖い事ってないです。

面白かったし、どんどん引き込まれて読みましたが
終わり方が哀しくて
もっと違ったラストはなかったものかと
小説の中の人物だというのに
同情してしまうのでした(ーー;
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by koharu1002 | 2008-03-21 22:40 | こんな本、読みました