小春日記

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「償い」

矢口敦子さんの「償い」を読みました。
日高は幼い息子の突然の病死と
d0045063_19404987.jpg妻の自殺で生きる目的を失い
ホームレスになる。

流れ着いた郊外の街はかつて日高が
変質者に誘拐された男の子を
助け、命を救った街だった。

その街で社会的弱者を狙った
連続殺人事件が発生する。
やがて日高は中学生になった男の子に再会するが
犯人ではないかと疑い始める…
初めて読む作家さんです。

日高は今はホームレスだけれど元は医師。
会話のあちこちに高い知性がかいま見えて
なかなか魅力的です。

事件は日高の想像する悪い方、悪い方へと流れていきます。
最後の最後まで気が抜けません。
でもラストはかなり心がいやされます。

乗り越えられないと思うような辛い事があっても生きてください。
誰かが貴方を必要としています。
まるごと貴方を大事だと思う人が
かならずいるのだから…

そんなメッセージを受け取ったのは私だけでしょうか?
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by koharu1002 | 2008-02-19 21:05 | こんな本、読みました