小春日記

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「自白の風景」

深谷忠記さんの「自白の風景」を読みました。
d0045063_21374334.jpg菊山事件-殺人罪で起訴された
矢代昌宣は、裁判で自供を翻し、
無実を主張した。

だが裁判官は有罪判決を下し、
矢代は控訴審中に獄死した。

十八年後、
菊山事件の裁判長だった滝川が轢き逃げされ死亡。
しかも容疑者として逮捕されたのは、
かつて矢代を取り調べ、
自供に追い込んだ元警部・堀内だった。

矢代同様、無実を主張する堀内だったが、
厳しい取り調べの末に自供する。
初めて読んだ作家さんです。

「冤罪」という言葉は知っていても
それは新聞の中だったり、TVの中だったりと
実感のある言葉ではありません。

この作品に書かれている事件は、
もちろん実際にあった事件ではないのに
ものすごくリアルなので
物語として楽しめるのはもちろん
「冤罪」の生まれる仕組みがわかりやすく書かれていて
勉強にもなりました。

結末も考えさせられる終り方でしたね。
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by koharu1002 | 2007-08-29 21:55 | こんな本、読みました