小春日記

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「虚貌」

雫井脩介さんの「虚貌」を読みました。
運送会社に勤める荒、時山、坂井田は
d0045063_19392382.jpg会社のトラックを無断で使い
アルバイトでかせいでいた。
それを社長にとがめられ
弁明をする機会も与えられず
解雇される。

恨みに思った三人は、
未成年の湯本を仲間に加え
社長宅を襲撃する。
社長夫妻は惨殺され長女は半身不随、
弟は大火傷を負う。

21年後、三人に陥れられ主犯にされた荒が出所する。
そして、坂井田、時山が続けて惨殺される…
いやー、こういうのを面白いって言うのでしょうか…

確かにぐいぐいひっぱられて
かなり厚い上下本を3日ほどで一気に読んでしまいましたが。

登場人物がみな何かしら「負」をおって生きている。
癌におかされ、余命わずかな刑事。
刑事の一人娘で夢見た芸能界に
おいてけぼりをくって過食症になった娘。
顔の痣にコンプレックスをもち、
カウンセリングに通う若い刑事、等々…

陰惨な殺人事件がベースだとはいえ
救いが全然ありません。

それに犯人もトリックも終りまでいかない内にわかるのだけど
そのトリックって人に言わせると「掟破り」なんだそうで…
私は「アリ」かな、と思ったんだけどなぁ

この小説の主人公って誰なんだろう?
やっぱり犯人かな?

雫井さんのは「火の粉」を読んだ事があります。
あれも人間が一番怖い、って話だったな(--;
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by koharu1002 | 2007-06-21 21:54 | こんな本、読みました