小春日記

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東野圭吾「手紙」

東野圭吾さんの「手紙」を読みました。
弟の大学進学だけが生きがいだった剛志は
その費用を捻出するために
老婦人が一人で暮らす家に強盗にはいった。
気付かれ騒がれ、とっさに老婦人を殺してしまう剛志。

弟、直貴は兄の犯行のために
大学進学はもちろん、生活を奪われ、夢を奪われ、
愛する人を奪われ、諦める人生を送るしかなかった。

読んで一番に思ったのは
「作家」というのはすごいもんだなって…(笑)
事実は取材をすれば書けるかもしれないけど
人間の心の奥底、考え方、感じ方を表現するのは
作家の感性だけが力を発揮すると思う。
主人公の心の軌跡を、さまざまな登場人物をからめながら
みごとに描いていると思います。

それにしても悲しい…
兄が弟が…

いろいろな事を考えさせながら読ませる一冊でした。
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by koharu1002 | 2006-10-16 22:17 | こんな本、読みました