小春日記

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「樹下の想い」

藤田宜永作「樹下の想い」を読みました。
病院の待ち時間のみで読んでいたので
読み終わるまでにとても時間がかかってしまいました。

華道家元の娘と花材職人の恋。
今は死語となった感のある「身分違いの恋」ですが、
やはり超えられない一線というものが
厳然とそこにあります。
しかし二十年の時を経て、主人公が「死」を背後に感じ取った時、
やっと恋はむくわれます。
それは花材として切ってしまえば、あとは枯れていくだけの花に似て
はかない、けれどだからこそ美しい瞬間でした。
切ない大人の恋愛小説です。

近頃、小説といえば推理小説しか読んでいなかったので
こういった小説はとても新鮮でしたね^^
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by koharu1002 | 2005-12-03 23:14 | こんな本、読みました