荻原浩さんの「オイアウエ漂流記」を読みました。
塚本賢司、28歳。
接待出張で乗り合わせた飛行機が遭難し、
なんと、流れ着いたのは水も火もないポリネシアの孤島!!
賢司をコキ使う上司たち、スポンサー企業の御曹司、
挙動不審な新婚カップル、小学生とそのじっちゃん、
怪しいガイジン。
あり得ないメンバー10人での毎日は、
黒~い本音も秘密の過去も、隠しきれない生活だけど…。
「BOOK」データベースより
新刊の棚に並んでいたので、借りました。
荻原さんの作品も好きなのが多いです。
タイトル通りの漂流記なのですが
けっこうリアルなわりには悲壮感がないですね(笑)
そしてフィクションとは言え、人間って強いなぁって思います。
そしてそして、生きるために食べている事を強く意識させられますね。
登場人物が個性的でとても楽しいです。
好きじゃないけど気に入ってる(微妙な表現)のは早織さん。
考えてる事がおかし~
能天気さは私の上を行くんじゃないかしら(笑)
いろんな場面ででてくる鼻歌に
思わず笑ってしまいました。
でも、もし自分がこんな境遇になったらどうなんだろう?
なんてったって好き嫌いは多いし、虫は大嫌いだし…
きっとそんな事言ってられないんだろうなぁ(--;
こういった明るいユーモアにあふれた作品の方が
荻原さんの作品は好きですね^^