小春日記

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山本幸久「はなうた日和」

山本幸久さんの「はなうた日和」を読みました。
d0045063_22152391.jpg定年間近の平凡な会社員・虹脇は、
突然部下の美人OLから飲みに誘われる。
手を握られながら
「副社長を殴ってほしい」と頼まれて―。
(「ハッピー・バースディ」)。

売れないアイドルのミドリは、
今日もオタク相手に撮影会。
しかしその帰り、子連れの元カレと再会し…(「五歳と十ヵ月」)。

さえない日常の中にある、小さな幸せときらめきを描いた短編集。
文庫化に際し、書き下ろし短編を特別追加。
                        「BOOK」データベースより

初めて読む作家さんです。
古本屋さんで表紙に惹かれて買った(たまにはそういう事もありますね)一冊です。


「閣下のお出まし」「犬が笑う」「ハッピー・バースディ」「普通の名字」
「コーヒーブレイク」「五歳と十ヶ月」
「意外な兄弟」「うぐいす」「エリの話」の9話の短編集です。


よかったです、とても。
読みやすいし、お話もどれもなんだかちょっとだけ幸せになる感じで^^


特に好きなのは「閣下のお出まし」。

家出して向かった先は、まだ会った事のない父親のマンション。
でもそこには同い年の男の子がいた…

一番(主人公)と、父親の同棲相手の息子ハジメとの
泣きながらの会話がなんだかとてもほほえましかったです。
ちょっとほろっとしたりして…



そして短編集なんだけど、それぞれの話の中に
他の話にでてくるものが書かれてあったりします。

それは「もなか」だったり「キャタストロフィン」だったり
「千倉さん」だったり「ミトコさん」だったり…

そういうのを見つけるちょっとした楽しみもありますね^^


そうそう、この作品を読んでいる時、作者の事を全然気にしてなかったのですが
読み終わった後で、この作者が男性だって事にびっくりしました。

読んでいる間中、女の人の作品だと思いながら読んでいたんです。
こういう感じも珍しい気がします。


他の作品も読みたくなりました。
次は図書館で「笑う招き猫」を借りてみます^^




図書館で本を借りるようになってから
本を購入する事が極端に少なくなりました。

でも、電車に乗ったり出かけた先で一人で食事をするような時の待ち時間に
文庫本はやはり欠かせません。

母を連れて行った古本屋さんで購入する事が多いのですが
こんな風に新しい出会いがあると嬉しいですね。
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by koharu1002 | 2009-08-26 23:04 | こんな本、読みました